中小企業にとっても大手企業にとっても
従業員の人材育成は最大の課題ですよね。
どんな仕組みを作っても、経営、営業戦略が理にかなっていても
人材がそれを実現するように育成されていないと
作り上げた仕組みも実現しませんよね。
其の人材育成にとって切っても切り離せない大切なこと。
“従業員のモチベーション”
一見、人材育成と人材のモチベーションアップは
別のことに見えますが
実はとても大切。
この人材育成とモチベーションアップは
別々のものではなく、
順序だてるものです。
今回は、
人材育成とそれの必須条件としてのモチベーションアップについて
お話しします。
① 人材育成になぜ従業員のモチベーションアップが必要なのか
② モチベーションアップのために必要なこと
③ モチベーションアップのための具体的な第一歩
① 人材育成になぜ従業員のモチベーションアップが必要なのか
人材育成にはいくつかの必要な要素があります。
(ⅰ)知識や慣習などの習得
(ⅱ)技能の習得、知識を実際に使いこなせるようにする
(ⅲ)経験を積み重ねる
この三つが人材育成に必要な要素になるかと思います。
ますます、これらの人材育成の要素とモチベーションアップが
関係ないように見えなくなってきますね。
しかし、どれも新しいこと、
やったことがないことを習得、経験していく必要があります。
そうなってくると、
習得する側が積極的にそれらのことに取り組んでくれないと
習得効率が下がってしまいます。
人材育成は人を育てていく作業である関係上、
対象はモノではありません。
だからこそ、気持ちが
つまり“モチベーションアップ”が大切になってくるのです。
やる気がある人間の方が
積極的に学びますし、
積極的にチャレンジしますし、
積極的に仕事に取組み、仕事をこなしていきます
モチベーションが下がっていると
いくら勉強するよう話をしても勉強しませんし
仮に勉強したとしても、習得効率が低い(習得しない)などということになります。
技術を身に着けるのにもモチベーションが低いと
チャレンジしませんし、うまくいかないことがあっても
経験を振り返ることもしなくなります。
そうなってくると、経験がキチンと経験として積み重なっていきません。
だからこそ、
モチベーションアップさせることが
人材育成を効率的に進めていくためには必要になってきます。
人材育成において、
モチベーションのアップとそれを一定の水準に維持していくことが
大前提となります。
② モチベーションアップのために必要なこと
では人材のモチベーションアップのためには
どういうアプローチが必要なのでしょうか?
まず、一番大切なことが言うまでもなく、
理念の共有ですね。
その会社が目指すところ、
会社の未来に自分がどのように必要とされているかなど。
会社の10年、20年という時間軸を共有することが必要ですね。
それらの必要性については以前の記事
に詳しく述べています。
良かったら、参考にしてみてください。
そして、
10年、20年という長期の時間軸を共有する過程で、
どのように人材として育っていってほしいかをより詳しくかつ、
具体的にイメージしていけるように。
そのイメージを共有する作業が必要になってきます。
これらの、会社の理念と未来とステップのイメージを共有するのは
言葉で言うのは簡単ですが
実際に共有していくのは大変な作業です。
どれも、具体的な絵や写真などはありません。
ことと次第によっては、
経営者やマネージャーが言うことを
従業員の側が信頼しておらず、
しらけた状態で聞きいているなんてことすらあります。
経営者やマネージャーの側からしても
きちんとイメージを共有できているかの確証も得ずらいですからね。
これらの難点を乗り越えて
会社の理念、未来、それらのステップを
従業員と、共有し
その先の人材のモチベーションアップを図るための
具体的な第一歩の方策について説明していきます。
③ モチベーションアップのための具体的な第一歩
人材のモチベーションアップのために
会社の理念や未来、ステップを共有していくための方法として良いもの。
俗にいうES研修(Employee Satisfaction研修)などを用いてみるのもよいかもしれません。
ES研修とは従業員のモチベーションを向上させて、
結果的に顧客や取引先への態度や仕事ぶりを向上させ、
会社の業績向上につなげていくための研修になります。
研修というと机に向かって話を聞くセミナーの様なものをイメージするかもしれません。
今回の従業員のモチベーションアップのために必要なことは
プロセスです。
それを共有していくまでのプロセスがとても大切になってきます。
頭ごなしに押し付けられても
綺麗ごとと捉えられてしまっても
効果は薄いでしょう。
「なるほど、経営者は本当にそういう風に思っているんだな」
と少しでも感じてもらえる時間やプロセスが必要になってきます。
理念を共有してくためのES(Employee Satisfaction)研修の具体的な手法や
進め方、感じ方については
以前の記事
という記事に詳しく述べています。
実は、私の会社で実際に行った取り組みの体験談になっています。
是非、参考にしてみてください。
従業員のモチベーションアップを図ることにおいて、
会社の社長、経営層、マネージャーが何を考え
何を目指しているかを感じ取らせて
共感してもらう。
そのためには、口だけではない
「本当にそうなんだ」と思わせるための
質と量が必要になります。
ES研修を用いて、
それらの第一歩にしてみるのもよいでしょう。
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