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従業員満足度を高める第一歩、会社の理念を表す一言を見つけるために 第一日

更新日:2022年9月10日

これまで、

会社の経営理念や人材育成について色々と話してきましたが。

今回はそれらを具体的に実践していくための事例のお話し。


従業員に10年、20年の時間を共有していくためには

まずは、経営層の側でその絵姿を明確にする必要がありますよね。

管理職とその姿を共有するための手法として。

また、従業員のモチベーションをアップさせるための手法としても使える方法についてお話しします。



会社の理念。

正直、これまでも理念は掲げていましたし、

それに則って行動も経営もしていました。


しかし、

経営者自身が変わっていったり

会社の事業再構築や新事業を立ち上げていくと

見えてくるものや方向性を改めて考える必要が出てきます。


今回


日々、考え方や目指すものは

スタッフや取引先、顧客と話す中でしゃべる言葉にはしています。

しかし、

いざ、会社のHPや名刺などに

それらの想いを記そうと思っても

うまくまとまらないもの。

全ての言葉に集約する作業が必要になりますね。


今回は、それに取り組んでみました。


① 思いついた言葉を書き出す

まずは、思いついた言葉を書き出していきます。

・会社が目指すもの、

・どのようなサービスや価値を提供していきたいか

・会社以外にも経営者自身がどうなりたいか

・人材や組織に対してこうしていきたいという思い

・社会とどうかかわっていきたいか

などなど

思い当たる限り書き出してみます。

普段、口に出すに比べてなかなか難儀します。


言葉だとすらすら出てくることも

いざ文字にしてみると素っ気なく感じてしまいます。

それでも捻りだしていく必要がありますね。

憧れや目標としている人物の名前を挙げて

そこから言葉を膨らませていくのもよいですね。


メンバーにも書くことを協力してもらいましょう。

自分だけでは見えてこないことも書いてくれます。

自分が考えていたことや

伝えてきていたことも

そういう風に見えていたんだって

意外に感じることもあります。

ニュアンスの違いにびっくりするかもしれません。


スタッフが考えてくれている

自分で気が付いていない視点に感激することもあります。


スタッフと協力することで

会社の未来を一緒に描くこともできるので

とてもいい時間にできます。


この、会社の未来を従業員と共有するというのが意外と難しいので

この時間は非常に貴重です。


従業員と会社の未来のイメージを共有することの難しさと大切さに関しては 以前の記事の

に詳しく記載しているので

こちらも参考にしてみてください。



② 書き出したポストイットをカテゴライズ

書き出す作業は意外とやりだすといつまででも続けられるので

何処かで区切らないとですね。

次に、書き出したことポストイットを整理します。

ここで大切なのは、

カテゴリーで分類するのではなくて、

ポストイットの示す意味で分けていく必要があります。

意識していないとカテゴリーごとに分けてしまうので注意しなければなりません。


意外と、従業員との意味の取り方が違っていたりするので

この辺の作業でも

一つ一つの言葉による認識の差を再確認することができます。

普段の言葉の伝え方への意識が変わるかもしれません。


先ほどの書き出す作業に比べるとこの作業量自体は少ないです。

分ければ終わりですからね。

ただ、いくつかのポストイットは

選別が難しいものがあるかもしれませんが。

それはそれで一つのカテゴリーとしてOKです。




③ カテゴリー分けしたポストイットに言葉を与える

次に、カテゴリー分けしたグループごとに言葉を与えていきます。

カテゴリーごとをまとめ上げるための表現が必要です。

漏れがないように。

まとめ上げる際に抽象度を高めた表現にしがちですが

ここは極力、具体的な表現にするのがイイですね。

あまり抽象度が高い表現になってしまうと

後から見返したときに

何が何だか分からなくなってしまうことがあります。

ここは、経営者が何を考えているかの輪郭が見えてきてしまうことがあります。

従業員が見ていると恥ずかしくなってしまったり

ちょっと気まずい気分になってしまうかもしれません。

ここは踏ん張りどころです。



この作業が前半の一番の山場です。

意外と、言葉をまとめ上げるのに時間もかかります。

見たくない自分の心の奥底が見えてきて

心にストレスがかかることもあります。


踏ん張って進めていきましょう。

ほかのグループの文章をまとめていくことで

ストレスを跳ね返すこともありますし、

気持ちが晴れることもあります。


いずれにせよ、

頑張りどころです。

一緒に作業している従業員を信じで進めていきましょう。


私がこの作業を行った際は

ここで時間切れ。

続きは二回目以降に。


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