中小企業にとって、人材の確保と育成は切っても切り離せないですよね。
膨大な広告宣伝費や仕組みによって収益を得ることが難しい中小企業にとって
人材こそが会社を支え、売り上げを上げるための仕組みとなります。
その一方で、
・いい人材が確保できない
・人材が育たない
という声も絶えないことも事実です。
だからといって、ただこまねいているわけにもいかないのもまた事実。
今回は、そんな人材確保と人材育成に対する対応策についてお話しします。
① 中小企業は人材はとるものではなくて育てるもの
② 中小企業が確保すべき人材と着眼点
③ どのように育成していくか
④ まとめ
① 中小企業は人材はとるものではなくて育てるもの
中小企業は資金も含めたリソースが少ないゆえに、
なんでもできる人間をもとめがちです。
これに関しては実は色々な弊害が出るものですが。
まずは、この前提から改めなくてはなりません。
それは、今すぐ、なんでもできる優秀な人材を獲得するのはあきらめることです。
もっというなれば、
“人材は育成するものである! という前提に立たなくてはなりません。
② 中小企業が確保すべき人材と着眼点
あれもこれもできる、一を聞いて十を知るような優秀な人材は希少です。
それ故に基本的には採用においてはなんでもすぐにできる人材は大手に持っていかれてしまいます。
では、どのような人材に着目すればよいのか?
それは、
〇一芸に秀でた人材
〇外連味はなくとも誠実な人柄
このどちらかです。
基本的に、今すぐ何かができる即戦力を採用としても無理です。
それは、すでに大手に取られていますし、中小企業に目も向けません。
先にも述べた通り、育てるつもりで取らなければなりません。
では、このような人材をどのように育成していけばよいのでしょうか。
③ どのように育成していくのか
まずは、あれもこれも、できるようにするのではなく、
専門分野を“絞る”ことです。
中小企業あるあるなのが何でもできるようになってほしいから
“営業”も“事務”も“修理などの技術”もあれもこれも一気にやらせようとすることです。
社内のリソースが少ないゆえの仕方がないことではあります。
しかし、相手は新人。
一気にやらせようとすると、つぶれてしまいます。
不満をため込んで腐ってしまうこともあります。
そして、やめていきます。
せっかくの費用をかけて採用しても
辞められてしまっては元も子もないですからね。
まずは、あれもこれさせるのではなくて、
“営業なら営業”
“技術サービスなら技術サービス”
といった形で一芸に秀でさせる。
他のことはその後ににつくでしていくという形にすれば
せっかくの人材もパンクさせずに育てていくことができます。
④ まとめ
リソースの少ない中小企業はついつい、一人の人材に多くを求めがちです。
しかし、焦って無理させて腐らせてしまったり、やめられてしまっては元も子もありません。
まずは、焦らず、習得させる分野を絞って育成していく。
それ以外のものは、あとから肉付けしていくことを心がけてはいかがでしょうか。
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